14日15日と、長野県に研修に行きました。14日は佐久市の市役所にて、高齢者福祉の政策を学び、15日は飯田市にある、かぶちゃん村という民間の木質バイオマスガス化発電所を見てきました。佐久市においては、さすがに10万人の市ですから、65歳以上の高齢者だけで27000人いて、高齢者だけで益子の人口を超えてしまいます。各区ごとでサービスを提供し運営してゆかないと回りません。予算も高齢者関係全てを足すと、100億円に近くなるので、とても同じようには出来ませんが、いくつかのヒントを頂けたのと、これからの医療と介護と地域の連携の在り方については先進事例を頂きましたので、大いに学べました。
飯田市のかぶちゃん村は、バイオマスの小型ガス化発電所は全国初ということで、見学も多いとのこと。5億円の投資で、年間売電売上1億2千万円の予定。経費を見ると、投資回収までに15年程度見ているそうです。本体が,ケフィアヨーグルトを通信販売している会社で、恐らくそちらの利益があるから、このかぶちゃん村の運営も出来ていて、太陽光発電も8メガ持っているそうなので、自由化される売電にも入ってゆくようです。儲かっている会社はやることが違う!間伐材のチップを買って発電し、同じところからペレット燃料も購入して、かぶちゃん村の温泉施設のボイラーにも使っています。エコと健康と環境を柱にした、循環サイクルの中で利益を出してゆく事業の見本のようなところを見せていただきました。
泊りは上田市の鹿教湯温泉、旅館いずみや。写真は違う宿ですが、こんな感じの昭和レトロの極みといった感じのひなびた温泉街でした。宿には私たち以外は2組の個人客だけぐらいの状態で、秘湯という感じでよかったです。
来月の常任委員会で、今回の研修のまとめをやり、委員会としての提案・提言をしてまいります。