月別アーカイブ: 2009年11月

事業仕分けの終了をうけて石井紘基氏を思う

27日に行政刷新会議の事業仕分けが終了しました。公開で行われ、延べで2万人以上が傍聴に来たようです。この模様を会場でTVで見た多くの方は、特殊法人などの天下り先がいかに無駄な中間搾取しかしておらず、ただ役員報酬を取るためだけの組織となっているかを知ったところですが、同じ中間搾取は多くの政府系法人で行われており、さらに下請け孫請けのファミリー企業も搾取を繰り返し、そのお礼に自民党へ多くの献金をしています。この辺は事業仕分けでは証されていませんでしたが、これらの腐敗した仕組みは、政権交代がなければ多くの方に知られなかったわけです。私はこのような仕組みを1年前に一冊の本から知りました。石井紘基さんという民主党の衆議院議員が2002年2月に出した本です。石井さんはその年の10月に右翼に刺殺されてしまい、定価1700円のこの本も絶版となり手に入りづらく、私は昨年ネットで1万円強で求めました。特別会計という国民の目に触れづらい財布を通して好き勝手に税金を無駄使いして、天下り法人をつくリまくり、自民党への献金ルートを同時に造る政と官の公式横領制度。細かくその内訳を調べ上げ、丁寧に解説してくれているこの本の中身の一部が、今回の事業仕分けで国民の皆さんに広く知れることになったわけです。石井さんを殺した犯人は無期懲役で拘置所におりますが、今年の2月に拘置所から、実は人に頼まれて殺したことを告白しています。さらにヤミ金融と政治のつながりを暴こうとして殺されたようですが、石井さんの不正に対する徹底した調査とそれを公表する勇気は、私のあこがれとするところです。石井さんの指摘が7年経った今ようやく改善されようとしています。とはいえ事業仕分けの段階は、やっと改善のスタートに立ったくらいのところです。大きく実って欲しいと思います。出来ればすぐにでも東京へ行って、不眠不休で手伝いたいくらいです。

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大田原市教育委員会訪問

13日に大田原市の教育委員会を訪問いたしました。以前から行きたくてしょうがなかった所です。12日に鬼怒川で芳賀郡の議員研修があった帰りに寄らせて頂きました。小沼教育長様の話を聞かせて頂きまして、改めて自分の背筋を伸ばしたという感じです。

ご存じの方は少ないでしょうが、大田原市の中学校の歴史教科書は、何かと話題の多い扶桑社の歴史教科書です。平成17年の採択を最初に今回平成21年の採択も同じく扶桑社の教科書です。17年当時は、東京都の中高一貫校や、私学での採用はありましたが、一般の市レベルでの採用は大田原だけでした。21年採用は、横浜市や杉並区、今治市なども採用しましたが、依然数えるほどです。

小沼教育長の並々ならぬ決意と、千保市長の十分な理解があって初めて採択となったようです。抗議文やメール、民団などの圧力も何度もあったようですが、教育委員会全員と市長の決意で乗り切りました。市長も教育委員も関係する人は実に熱心に各社の教科書を読み込みました。そこで全員が同じ結論に達したのです。この教科書以外に、自信を持って大田原の子供たちに提供できる歴史教科書は無いと。

教育基本法が改正され、社会科歴史分野の4つの目標が示されました。                        1・我が国の歴史に対す愛情を深め、国民としての自覚を育てる。                 2・我が国の発展に尽くした歴史上の人物、文化遺産に対する理解と、それらを尊重する態度を育てる。                                                 3・他民族の文化生活に関心を持たせ、国際協調の精神を養う。                  4・歴史に対する興味関心を高め、歴史的事象を多面的、多角的に考察し、公正に判断する態度を育てる。

これらの目標に最も合致する教科書は扶桑社版であるという結論に全員が達したというわけです。

実際に扶桑社版を取り入れてから、学習到達度調査の歴史科の点数の伸びは顕著です。全国データとの差異が以前よりも開き上昇しています。

そのほかにも大田原市の教育には独自性が見られ、漢字と計算のオリジナルドリルがあり、市独自の検定で子供たちをのばしています。市の小中学生の学力データは県平均の遙か上を行き、秋田や福井に次いで3から5番目くらいの点数だそうです。とにかく教育に本気で取り組んでいることが伺われます。

小沼教育長を見ていて、思わず吉田松陰の決意の言葉が思い出されました。松下村塾を通して松蔭が目指していたこと、「松下陋村なりと雖も、誓って神国なさん」 のように、小沼教育長が「大田原陋村なりと雖も、誓って神国なさん」 と云っているようでした。まさにそうなるような気がしてきました。教育長直筆の書が部屋に飾ってありました。「いまやらねばいつできる おれがやらねばだれがやる」 是を見て自分を鼓舞しているそうです。本物です。

益子町も神国の幹となれるように、教育に力を入れたいと思う所です。私のやれるところから初めてゆきます。                                   

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緩和ケアについての意見交換

11日に緩和ケアを行っている医師と話をしました。末期ガンの患者を、麻酔によって痛みを取りながら看取るという緩和ケアです。前から私が疑問に思っていたことの医師としての見解を、話していただけたことはうれしかった。

団塊世代が平均寿命に近づいてゆく頃、日本の医療費はこのままではいくらになってしまうのでしょうか。国力が伸びているときならまだしも、世界でもはや経済大国とは云えない日本において、彼らの医療費をどう考えても支えきれなくなります。尊厳死を選べない日本の制度を変えなければならないと思っていましたが、この医師と話をしてより明確になりました。

オランダでは患者の意志で、あわせて家族の判断と状況判断から、心臓を止める施術を医者が行えるそうです。植物状態になったら心臓を止めてくれと云う本人の希望を、かなえる法律があってもいいのではないでしょうか。昔の日本では、農作業ができなくなった年寄りが、もう家族のために働けないという理由で、自ら食を細めてゆき、衰弱死してゆく事例がいくつもあったといいます。貧しさゆえの悲しい選択ですが、一方、自らの生き方の哲学に従って死に方を選択した例でもあると思います。人様の役に立つために生きる。人様の迷惑にならない。この哲学を究極まで実施すると、上記のような絶食による衰弱死になるのではないでしょうか。

例が極端だったかも知れませんが、この医師も、自分が植物状態になったら心臓を止める方法を具体的に仲間に指示してあるそうです。その先も生きることが自分の本意ではなく、家族の負担であり、ベッドの無駄であり、医療費の無駄であると結論づけているので、尊厳死を望んでいます。団塊の世代である自分たちがを是を合法に持って行くことが、次世代に対する自分たちの責任であると、この医師は考えています。

具体的に医師会でこの手の話がされることは無いようですが、議論は始めて欲しいと思っています。緩和ケアや尊厳死がもっと一般的になり、自分の死に方を選択できることは、患者個人の為でもあり、家族のためでもあり社会のためでもあると信じています。意識もなく回復の見込みもない老人を、チューブで生かしておくことを選ばない選択も、一般的に行えるようになる事が、この国の将来を思うと、どうしても必要ではないかと思っています。

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益子町で環境基準オーバーの地下水検出

4日の下野新聞でも報道されましたが、事業所内で地下水を自主点検したところ、環境基準を上回るトリクロロエチレン・テトラクロロエチレン・シス1-2ジクロロエチレン・ホウ素・鉛・フッ素が検出されました。周辺の民間井戸からは検出されなかったので、今後事業所から出ないように封じ込めの工事を行うと云うことです。

私の家は事業所の目の前なので、会社から説明に訪問してきましたが、議会としても詳しく説明を求め、6日に事業所において説明を受けました。地下水の流れの調査から、流出しそうな方面への8メートルの矢板埋め込み工事や透過浄化壁工事などの技術的な説明を受けましたが、なぜ地下にこれらの物質が浸透したかの原因究明は不十分でした。当時の状況を想像するに、これらの物質への環境基準もまだ無かった頃ですから、敷地内に廃棄してしまったのではないかとも思われますが、説明では、運搬の途中でこぼれたのではないかとか、一時保管で積んておいたものが散乱してしまったのではないかとのことでした。

地下水汚染は施工後もいつなくなるとも分からないので、工場の水質浄化装置で浄化し続けなければなりません。また、敷地内では、土壌汚染も確認できているようで、是を膨大な費用をかけて浄化するのかも気になります。噂のように近い将来、工場が完全撤退する場合は、これらをどう処理するのかが問われます。十分に注意して、まずは地下水汚染流出防止工事を見守りたいです。

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益子西小学校で先生しました。

4日の2時から40分ほど、西小の5年生で、環境リサイクルをテーマに総合学習を進めている子供たちに対して、生ゴミのリサイクルについて話しました。私がその方面で学んでいたことを先生が知っていて、呼んで頂きました。芳賀町のドンカメさんの事を聞きたいと言うことでしたので、ドンカメの小久保社長に連絡して、パネルをお借りしてきて話しました。

どうしても伝えたかったことは、世界の飢餓状況です。世界の6人に1人は飢餓状態です。4秒に1人が餓死しています。その国では穀物もとれていますが、日本などの他国へ飼料として輸出されるため国内は飢餓になります。他国の飢餓の上に成り立っている日本の飽食を理解してもらい、日本で廃棄する食べ物は、世界食料援助の実に3倍。これだけで世界中の飢餓が救える量です。なぜ給食を残して欲しくないか、残しても循環させたいかを伝えたかったのですが、うまく伝わったでしょうか。

しかし、子供たちの興味をそらさないようにしゃべるのはエネルギーがいりますね。教職は体力つきそうです。大人も子供も、世界や社会とのつながりを意識して個人の行動を顧みてゆけば、大間違いは無くなるはずです。今の日本は間違っています。地域からでも修正してゆければいいと思っていろいろやってゆきます。

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益子町3中サミット企画中!

夏ごろから企画していますが、町にある3つの中学校の新しく決まった生徒会役員を数名ずつ集めて、1泊2日のリーダー研修をさせようという企画です。私の友人が、昨年福岡県春日市で6校の中学生を集めて行った6中サミットをコーディネートをした話を聞きまして、是非益子でもやってみたいと思い各中学校のPTA会長さんに相談しましたところ、皆さん快く同意してくださいまして、現在打合せを進行しています。この時期の中学2年生は、立志式直前の最も多感な年頃であり、まさに熱い鉄のごとく打てば伸びる時期です。彼らの世界をせめて町全体に広げたい。更に広い視野を持ち、自分に天井を作らないでもらいたい。そして人生でしんどい時期が来ても、前を向いて自ら進んでゆける人になってもらいたい。いろんな思いを込めて是非この企画を実行したいと思っています。

先日の新聞で、県内の高校卒業生の9月までの就職内定率が40%で、昨年より20%落ちていると言う昨今ですが、高校生以上の若者達は、社会に出ることを直視したくない不安を持っていると思います。毎年状況が悪くなる一方の経済社会に、どうやって自分は入ってゆくのか、やって行けるのか、結婚が出来る余裕なんて出来るのか、マイホームなんてとても無理じゃないか、と言うのが正直な気持ちでしょう。それを無意識に自分で意識しないようにしているので、意識上は目の前の楽しみを追いかけると言う行為に走ってゆきます。音楽やファッションやゲームにグッズ。今にしがみついているように見えて成りません。それが精神安定剤なのでしょう。このままではいけませんよね。

しかし、行政がいろいろ経済喚起を企ててどうにかしようとしてもがいても、全世界的な不況と経済の下降線の中では、企ては徒労に終わるのが落ち目の時です。こういうときは施策はほぼ打たずにじっと体力をつけておくことが肝要と考えます。潮目が変わるまでは動かないことです。これが実は難しいのですが。

経済が落ちて国が貧しくなってきても、こどもたちがどんな時代にも対応できる内面の強い人材になるように導くことが今やる最優先順位です。内面の強い人間とは・・・生き方の理想を持った向上心の強い人です。理想の人格に自己を近づけるべく日々自己と向き合う人です。そんな日本人を育てるには、先ず人類不変の理想の人格を植えつけることから始めなければ成りません。それが江戸時代まで続けられてきた論語教育であり、実語教・童子教なのです。明治には更に分かりやすい理想の人格が示されました。教育に関する勅語にある日本人像です。理想的な人格形成を目指している内容は、今でも通じる普遍性を持っています。平成の勅語が欲しいと思っているのは私だけでしょうか。

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