月別アーカイブ: 2009年10月

栃木県町村議会議員研修会

27日に宇都宮において、議員研修会がありました。県内の町村議員が集まり講演を聞くわけですが、今年は東大名誉教授の大森 弥(わたる)先生による「地方分権時代の議会と議員」についてと、時事通信社解説委員長の田崎史郎さんの「鳩山政権の行方」でした。

大森教授の内容は、①議員は公選職であるから本来は常勤職のはずだが、地方自治法203条の非常勤職の報酬規定に入っている。地方分権時代においては本来の公選職としての常勤になってもらい、活躍して欲しい。②首町は公選職で地方自治法204条の常勤者の給与規定に入っているので良いのだが、1期ごとに退職金があるのはおかしい。・・・・これに関しての私見を述べます。①に関してはおっしゃるとおりに活躍したいが、手取りが20万円未満の現状では、子育て世代の私にとっては、二足以上のわらじは必要なので、専念できないのが現状です。②に関しては、公選職に退職金はそぐわないと言うことでなるほど。ならばやはり報酬を充実はするべきと思う。・・・

③道州制は国を駄目にする。合併もしてはいけない。合併してよくなったところはない。地方自治を放り出さないで下さい。合併や道州制より、広域連合を充実させればよい。よりしっかりした自治が必要で、それには議会が重要だが、今の議会は企画立案ができない。ポイントは住民参加を勧めること。議会の定数を大幅に減らせば住民パワーがどうしても必要になるから良いと思う。少ないから何をしているか目立つし、黙っていると目立つので議論も活発になるはず。議員はなぜ何人必要なのかを明確にするべき。議員の任務を明確にし、それにあった報酬と定数を自由に各自治体で決めてもいいはず。・・・これに対しての私見。道州制や合併をしなくても自主的にスリム化できればこれに越したことはないと思う。広域で仕事を分担してダブりを減らしたり、職員も議員も職務を明確にして、住民や民間参加した上で改めて行政でしか出来ない部分の必要最低人数を割り出してスリム化する。例えば議員は今の半分以下の7人で充分と考えます。その分報酬を倍にすれば議員に専念できます。どうせ合併すればそれ以下の枠しかなくなるわけですから、合併したつもりで職員も議員も減らせばいいと思います。行政でしかどうしても出来ないことだけを行う、いわゆる小さな行政、つまり住民自治が自立出来ている成熟した民主主義がいいな~と思います。

④最後に議会で条例を作るための必要充分条件を提示されました。ポイントはマンパワー。その道に長けた人材を引き込むこと。企画課の何人かを委嘱して来ていただき条例を作る。出来なくはないのですね。

田崎氏の講演も面白かった。角栄時代から政治記者をしている田崎さんですから読みが鋭い。①先ずは政権交代で受益者が変わったと言います。経団連の御手洗さんは三週間も首相に会えなかったのに、連合の会長は翌日会合している。・・・確かに経済界からの献金を当てにしていない民主党ですから、今までのように法律も大企業の都合のいいようには作れなくなるでしょう。労働者向けすぎるのも海外への工場移転を促進しそうで恐いのですが・・・

②行政刷新会議のレクチャーは財務省が行っており、自民党のような族議員の介入もないので、各役所は決まったことに従うしかない。国民の多様なニーズに対応できなくなっている。・・・多様なニーズにあちこち応えたので借金地獄になったと思う。・・・

③鳩山政権は意外と強い。民主党政権は十年続くと思う。理由は内閣全体の情報発信力が強い。政務三役として政策決定に関わっている若手で優秀な副大臣・政務官がTVに良く出てくる、。イメージアップになっている。また、鳩山さんの組織のまとめ方がうまく行っている。下のものが育つ指導力。本人いわく、鳩山式リーダーシップはオーケストラのコンダクターだそうです。一生懸命やっている人を綺麗なハーモニーになるように使うのです。常人には出来ないかも。

④参議院選挙に向けての民主党の取り組みと小沢さんの選挙のうまさについて。なかなか上手な戦法を用意しているようですが、田崎さんの憶測なのでここでは割愛します。

⑤実は失業率は雇用調整助成金で下支えされている3%を足して、8%以上に成っていると思ったほうがいい。国税は前年より8兆円減って38兆円しかない。しかし一般会計予算は90兆円を超える。50兆円のマイナス。国債の大量発行は免れない。経済対策をどうするのか。マニュフェストにこだわりすぎると経済が更に大変になる。

以上、ざっと書いてきましたが、結構ためになる研修でした。近い将来の目測も大事ですが、数十年先の目測を見誤らないように、為政者は決断するべきと改めて思います。古い言葉ですが、知己を千歳の下に求めるという言葉が、幕末にはやりました。自分の真の意志を分かってくれる人が千年後にひとりでも現われてくれれば良いという覚悟です。また、当世の毀誉は恐るるに足らず、後世の毀誉はおそるべし。これも同じような意味です。私もこういう価値観に憧れています。理想とする価値観に自覚できる自我を統一してゆくことが高い人格を形成する手段だそうです。価値有る人格形成を目指して、薄皮一枚でも積み重ねてゆきます。

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芳賀町役場の植え込みがチョーきっちり!

 《芳賀町庁舎前》

益子庁舎周囲植込  現在の益子正面植込  昨年の正面植え込み      

先日調べ物があって芳賀町役場に行きましたが、入り口の植え込みのカットに感動しました。きっちり刈り込んであってきれいです。あわてて益子町の入り口を見に戻りました。昨年は正面もボサになっていましたが、正面だけは何とか格好ついていました。周囲の植え込みも小綺麗に程度なら職員で十分できるので、ローテーションを組んでやって欲しいですね。私も橋本産業時代には、本社に5人しかいなくても周囲の植え込みはきれいにしていました。今は刈り込みのコンパクトな機械があるので簡単で早いのです。役場庁舎には120人以上いるんだから、ローテーション組むのは造作ないはずです。現在の正面植込みがすっきりしたのは、神田さんという町民が一度綺麗にしてくれたのを職員が維持してくれています。まだ周囲はぞんざいなので残念です。美意識向上にはまずここからでしょうね。

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教育厚生常任委員会視察研修・福島三春町・栃木県大田原市

15日に三春町の教育施設及び教育行政について。16日に大田原市で介護予防事業の取り組みを視察しました。

三春町は“三春の教育”といわれるほど教育には20年以上前から独自の路線を歩んできました。三春ダムが出来る時、学校がダム底に沈む事をキッカケに教育に関して真剣に議論を重ね、小規模の学校ならではの特色有る学校づくりを目指してきました。20年前のダムが出来る時に建てた学校は、今でも充分斬新で、確かに小人数の学校ならではでした。①チャイムがない(桜中・中郷小)②教科ごとの教室(桜中)③教室に仕切りなし(中郷小)④廊下のフリースペースを生かした授業(桜中・中郷小)など、20年経っているとは思えない斬新な学校でした。学校支援も地域の協力体制が出来ており、充分学力の成果もスポーツの成果も出ているようです。中学校の学力テストは全国1位の福井県や秋田県と肩を並べており、県のスポーツ記録でも三春は上位クラスだそうです。熱心に教育を作り上げている感じを受けました。校舎作りは当然参考になりましたが、地域を含めた教育体制作りも充分参考になりました。

大田原市は福祉政策が充実しています。今回は介護予防で訪問しましたが、社協の活動や介護事業も先を行っています。介護予防拠点施設として“ほほえみセンター”という年寄りの寄り合いどころを市内に20箇所設けて、週に3日集まってもらい活動しています。1箇所の活動費は80万円から140万円。建物は1700万円前後(750万円は国補助)リハビリ公園(しんとみリフレッシュパーク)なども整備しており、随分予算をかけてます。費用対効果をお聞きしましたが、ほほえみセンター開所後の介護費のカーブは、特に下がってはいないようです。来てくれる方は少人数で特定しており、来てくれない圧倒的多数が介護費を引き上げています。取り組みは大いに素晴らしいのですが、現状は賭けたほどではないようです。

行政のジレンマをここでは確認してしまいました。この介護費の問題だけでなく、何か対処しなくてはならない状態でも、行政が施策を講じることで状況を改善できるかと言えば、むなしい結果に終わることが多いと思っています。イベント的な試みや他の真似事などでは賭けただけの効果は出ないのが現状です。商業・農業の活性化は特に結果を出せないものと思っています。手をかけるほどに体力が弱る気がします。手をかけてもらえない業種の方々の方が、必死にど根性で活路を見出しています。活路を見出せない人は早めに業種換えしたり勤めに出たりで凌いでいます。手をかけてもらえる業種ともらえないで自分で凌ぐ業種が分かれるのもおかしいので、商売に関しては自助努力を基本とするほうが公平であり、そのほうが効果の出ない費用もかけずに済むと思うのは乱暴な発想でしょか?行政は基本的なインフラ整備と教育福祉のベース作りをメインにして税金の再配分を行うのがよろしいかと考えます。若しくは取り組む施策は必ず効果の出るように信賞必罰を徹底することです。コストが収入に直結しない人に施策を任せても結果は出ません。

長くなってしまいましたが、今回の視察研修は様々な面で身になりました。今後の町政により良い提案と言う形で活かしてまいります。

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偉人伝の練習中・今回は野口英世

子供たちに偉人伝を伝えることを通して人材育成を目指し、立派な日本人作りを実践している㈱寺子屋モデルの活動に学ばせていただいている私は、先日は“吉田松陰”の偉人伝を30分実演テストしました。

もうすぐ実演テストがあるのは野口英世です。小学生のときに私らの年代は授業で野口英世を教えていただいたと記憶しています。今はやっていないと思いますが。私のそのときの印象は、すごい努力家で、お母さん思いの偉い人という感じです。改めて調べてみると、金遣いの荒さと借金の踏み倒しが目立つ人間くさい偉人ですが、努力の点ではやはりピカイチでした。

いったい今の子供たちは何人の日本の偉人を知っているのでしょうか?歴史年表の一部としてではなくて、生きた人間としてどれほど記憶にとどめているでしょうか?子供時代に人としての生き方に感動する経験は必要であると思います。また、その重要性は実証されています。しかし、生き方のお手本を子供たちが知る機会は、現代には少ないのです。おかしなもので社会人になってから、生き方に迷ってから、坂本竜馬や吉田松陰などの明治維新のメンバーにあこがれる人も多いようです。TV番組で行う一番人気のある日本人のアンケートで、1位はいつも坂本竜馬で、維新の立役者や戦国武将が何人もランクインされています。学校ではほとんどやらないのにね。

公教育でできない偉人伝を、民間で少しでも行ってゆきたいということで活動している寺子屋モデルの事業ですが、徐々に青年会議所などでも取り上げてくれるようになって来ました。大人も子供も人としての行き方を偉人を通して学ぶ必要性はますます高まってきています。私もスキルを磨いて、はやくお役に立ちたいです。

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