月別アーカイブ: 2008年10月

春日神社再建600年祭を終えて

このところずっとかかりっきりだった600年祭が10月26日に無事に終了しました。地元の神社だが、これまでは役員や関係者以外の地域全般を巻き込んだ祭りが無かったため、今回の600年祭がおそらく戦後初の大きな祭りとなったのでしょう。何しろこのお祭りを大いに盛り上げたのは、このたび我々の塙自治会内に組織された塙若組の活躍でした。山車を急ごしらえで造って、お囃子会が乗り込んで町内を巡行できたことで、今後の塙自治会の盛り上がりを容易に想像できる雰囲気になりました。地域にはお祭りを通してこそ成り立つ世代間の連携や仲間意識の醸成がとても必要なのです。関わる人みんながハッピーになれるのがお祭りです。もちろん神様もハッピーです。実行委員会をはじめ、イベントに関係してくださった多くの皆さんと、会場に足を運んでくださった多くの地域の方々、若組みを応援してくださるためにお祝いに駆けつけてくださった各町内の若組みの皆様ほか多くの方々に心より感謝をもうしあげます。地産地消と申しますのは、何も食べ物のことだけではありません。商業工業遊びに至るまで、沢山の分野で地産地消率を上げてゆく時代となりました。高い移動コストをかけたり無理をして保存期間を延ばしたりする必要のない距離で完結するのが理想です。今後は益子住民は大いに益子内で遊びも含めて地産地消してゆこうではありませんか。世間が狭くなるなんて考えなくても大丈夫です。放っておいても世間から勝手に情報が飛び込んで来る時代ですし、遠くの景色の良いところよりも、毎日最高の景色を益子では見られるではありませんか。幸せはとっても近くにあります。山のあなたの空遠く、幸い住むと人の言う・・カール・ブッセの詩のように、涙さしぐみ帰りきて、身近な人間関係にこそ幸せはあるのだと気づくのでしょう。

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猪瀬直樹氏講演会

JTディライトフォーラムという講演会で作家の猪瀬直樹氏の講演がありました。現代の人口減少と経済の低迷の中で我々は何をすべきかと考える中で、彼は現在東京都副知事ですから東京都のことはもちろん考えますが、今の日本と江戸末期の日本の状況を照らし合わせてみています。国も地方も借金だらけで人口減少、治安は乱れ、経済の疲弊に打つ手なしの状況が良く似ています。江戸の末期には二宮金次郎が現れて、借金地獄から多くの人を救い、勤労勤勉な人々を増やし、藩も民衆も豊かにして地域おこしをしたのです。この話が猪瀬さんから出るとは思っていなかったので驚きました。猪瀬さんは金次郎さんの本を書いていたのです。作家ならではの切り口で金次郎を一流のビジネス感覚の持ち主と分析し、いかに儲けるかを知り尽くした経済人とも評しています。実際背中の薪は、当時最も換金率の高い商品であったし相場を見て市場を替えていたことも触れていました。貸付は基本的に無利息ですが、余計に1回分は冥加金として供出し、次の困っている方のために譲る。恩を持って受けた恩に報いることを諭しました。これは今風に結えば投資ファンドのようなもので、金次郎は報恩で貯まってゆくファンドを作ったのだと説明します。現代の言葉で表現すると分かりやすいです。金次郎もそうでしたが、言うべき時やるべきときに思い切って前へ出ることが今の日本人に特に必要であるともときます。金次郎さんの応援活動をしてゆくのに頼もしい味方が出来た心地です。ますます前進します。

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総務産業委員会視察’(10/24)報告《福島県会津若松市》

会津若松市といえば“白虎隊”の鶴ヶ城と会津藩校日新館でしょう。今回は寄りませんでしたが、年間に400万人も観光客が訪れる大観光都市です。平成16年に近隣の2町村と合併し、現在は48,500世帯、人口129,400人の都市です。ここで取り入れている“浄化槽市町村整備推進事業”を学ぶために伺いました。具体的には、市街化調整区域において浄化槽を設置する場合は、市が設置してくれて、使用者は当初1部負担金と使用水量に基づく使用料を支払う仕組みです。維持管理も将来の入替えも市が行います。平成14年からこの事業を行っており、毎年100個程度のペースで増やしています。通常は益子町のように、個人が合併浄化槽を整備して補助金をその個人に交付するやり方が一般ですが、どちらが良いのでしょうという話です。私は、考え方として会津若松市に学ぶ点を先ず見つけました。それは、市民にとっては自分のところの下水処理が公共下水道であれ農集排であれ浄化槽であれ、快適に処理されて不平等であってはならないという考え方です。ですから下水処理の個人負担も使用料も同じ料金表で行い、実際にかかった費用でのバラつきはありません。住んでいる地域によって、上下水の不便が無いように、負担の不公平が無いようにとの考え方が基本にあります。益子には無い考え方で正直新鮮でした。なぜ違いが出るかの原因は、やはり市街化調整区域を設けているかいないかが大きいと思います。市街化区域は順次公共下水を進めるし、調整区域内は現在ある住戸に対して順次合併浄化槽を整備してゆけばよいので下水道計画が建てやすいのです。調整区域には今後、農集排を整備しないと決めたこともこの制度導入の要因でもあります。経費で見れば、やはり個人で設置してくれた方が設置時の補助も少なくて済むし維持管理も個人持ちなので、行政とすれば楽です。しかし、先程のように、住民に不公平があってはならないという基本があるので、あえて負担の大きいこの制度を採用したのだと思います。益子町においては、現状の未線引きのままでは導入が難しいのと、敷地の比較的狭い住宅が多いこと、放流先の無い宅地が多いことも導入の障害です。考え方としては良いのですが、現時点での導入は無理と判断します。ここからも学べる通り、都市計画は早くからしっかりと決めておかないと後から苦労することが分かります。昔の人の言うように“後でとお化けは出たこと無い”のです。

PS:市議会便りを頂いてびっくりしました。6月の定例会で、一般質問は23人の議員が行っています。30人中23人です。益子とえらい違いでびっくりしました。

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総務産業委員会視察(10/23)報告《福島県桑折町》

桑折町は古くは日本三大鉱山といわれた半田銀山で栄え、その名前からも察せられるとおり養蚕が栄えた地域です。近年では果樹栽培も盛んで、毎年皇室に桃の献上もおこなっています。じつはりんごの王淋の発祥地でもあります。しかし、産業はほとんど隣の福島市に集中し、町民の買物の9割は福島市で行われるなど、少子高齢化とあわせて、町内の商工業は寂れるばかりでした。そこで県の補助を受けて商店街活性化事業を平成9年から取り組み、平成19年度には手づくり郷土賞を受賞し、平成20年度には国の「地方の元気再生事業」に選定されました。具体的には、町の女性団体連絡会が運営する、蔵を改装したアンテナショップ“桑折御蔵”をオープンしたり、奥州街道と奥羽街道の分岐点(追分)を整備したりで、桑折を歩いて楽しめるように様々な工夫をしました。町なかの賑わいを取り戻すために“軽トラ市”を実施し、カフェ図書館なる集いの場も設け、昔の屋号表示や黒塀の復活を行ったりしています。他にも様々な取り組みを行い、町の元気再生に取り組んでいます。有志による商工業発展のための運動から始まり、10年以上かけて運動を盛り上げて、県や国の補助金を次々有効に取り入れながらここまで発展してきました。町づくりは根気強く、計画を持って、多くの町民が参加させながら育ててゆくものと学びました。さらに私が感じ取るには、一連の取り組みを通して共通の目的があるように思います。「もっとわが町を愛そう!」「わが故郷に自信を持とう」という思いが共通しています。この目的を具体化するために、多くの町民が参加し、町も県も国も応援しているのです。わが益子町民も、郷土を愛する気持ちは桑折町に負けないほど強いのですから、行政とよくよく煮詰めて、芯の一本通った元気再生事業を進めたいものです。

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道州制と基礎自治体・もっと基礎の自治会活動

“地方議会人”という雑誌があります。自主研鑽用に町から我々議員さんに買っていただいている雑誌ですが、10月号は道州制の特集でした。国のここまでの流れは、時期はいずれにせよ、道州制への転換は必ず必要でいずれやる前提で研究しているようです。なぜこれほど道州制を議論しているかと考えると、要するに今のままでは今後の日本が成り立たないからでしょう。少子高齢化と社会補償問題、産業の国際競争力の低下による国力の低下、広がる所得格差と地域格差、国と地方の借金返済の難しさ、問題だらけで解決方法は無きに等しい。要は現制度ではとても解決できないので、制度を変えてしまうことで責任を各道州に振り分けて、今までの借金やまだ表面化していない問題をうやむやにして、その先は各道州で何とかして欲しいからではないでしょうか。国が右肩上がりの間は中央集権でおいしいところを充分吸い取って、右肩下がりになったら吸い取りすぎた分の付けが来るので、地方に何とかしてもらいましょうということでしょう。身勝手な話ですがしかし、こうでもしなければ国が成り立たないのなら、道州制に移行することになるのでしょう。道州制の前提は市町村の統合です。基礎自治体(市町村)の数は1000以下で人口10万人以上。その上に道州が在るという形です。つまり益子町で言えば、真岡あたりと合併した上での道州制移行ということに成ります。国の道州制移行目標は2015年目安だそうですから、その前に益子の合併も余儀なくされるのでしょうか。国力が下がってゆく国においての基礎自治体(市町村)の行く末は、合併による大型化しかないのでしょうか。それによって達成される圧倒的な公務員の縮小、行政の小型化をしなければ国が成り立たないのです。つまり行政に頼れるのはごく限られた分野のみで、あとは自治の中の自治、つまり自治会内の相互協力による自治に頼らざるを得なくなって行くのだと思います。私は個人的にこれは悲しむべき状況とは思っておらず、むしろ本来あるべき姿に帰ってきていると思っています。多くを求めず、足るを知る生き方、相互に分かち合って助け合って、支えあって生きてゆく世の中。日本人が日本人らしくいられる本来の日本の姿にもどるのです。資源の乏しい島国日本の分相応の暮らしぶりは、現在のような大量生産大量消費の出来る分度ではないはずです。先の大戦まで、数々の戦争の成功で身の丈を知らない拡大主義に陥り失敗した日本人は、戦後の経済成長で、また身の丈を知らない経済大国の幻想による消費大国に成り、大量消費大量生産の“敗戦”を迎えようとしています。このままでは立ち行かなくなった今こそ、日本人は精神的に大人になり、物質的な満足を超えた精神的安定を得られる社会づくりを目指さなければ成りません。そこで、物で満足せずに日常の暮らしで満足出来るために重要なのが自治会活動です。前段の世の中の流れからずーっとここまで来て、つまり言いたいことは、自治会活動を今後ますます盛んにしてゆく時代が来たということです。近場で楽しむ。近所で充分楽しい。これが今後の日本の進むべき姿でしょうと私は勝手に思っています。ちなみに地域の運動会で盛り上がり、公民館で打ち上げを行った私達の自治会の写真を添付します。これからは地域の手作りイベントで大いに楽しむ時代です。お互いに助け合い支えあい達成する喜びこそが人生最高の幸せであると多くの国民が気づき、精神的に高次元にシフトする時期なのだと思っています。具体的なイメージは北欧などヨーロッパ人の暮らしぶり。先祖の代から同じような郷土料理ばかり食べていて外食もほとんどせず、セーターも毛糸を足しながら編みなおして着たり、家電製品も大して持たず、楽しみは釣りや地域のお祭りなどお金の掛からない遊び、バカンスは自然の中へ出かけて行きキャンプなど。所得は低くともしかし、彼らは充分人生を楽しんでいます。精神的に大人の国民性であり、本当に地球に優しい生き方です。日本も経済戦争という間違いの終戦を迎え、精神的復興を目指しましょう。精神大国こそこれからの日本の目指すステージだと信じています。

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新生“塙若組”の屋台製作中!

私の住んでいる益子町の塙自治会内の30~40歳くらいの何人かで、益子町内にあるような“若組”を作って、屋台を牽きたい!とはじまってから半年近くたつでしょうか。ここに来てようやく本格的に動き出したところです。10月26日に地元の春日神社の600年大祭があり、ここでの屋台お披露目を目指してようやく人も集まりだしたし、屋台もやっと柱が立ちましたというところです。あと2週間ほどで本番が来てしまいますが、大慌てで準備しています。発起人の5人を中心に、有志がほぼ毎日何かしら準備しています。仕事大丈夫?という感じですが、日本中どこでも祭りにバカはつき物でして、祭り当日まではみんな嫁さんや職場に小言言われても、馬耳東風、暖簾に腕推し、馬の耳に念仏でしょう。塙には地元に大きな祭りが無い地区ですので、どうも横のつながり縦のつながりが希薄な地域ですが、今回の大祭をきっかけに若組を作り、来年は町内の大きな祭りに参加してゆきたいと願っています。それなので今回の大祭での“デビュー”はとても重要なのです。祭りは世代をつなぐ最も有効な手段であり、地域の老若男女がみんなで仲間になれるのが祭りです。日常は縦横のつながりが無くとも現代は生活できますから一見楽そうですけれども、1人で楽しんでいるよりもよっぽど大勢で楽しんでいる方が面白いのです。更に今求められている地域力アップにまで成ります。まだまだ仲間が少ないのでもっともっと募集中です。26日まで時間が無い!毎日あせってます!

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