Category Archives: 議員日誌

当選のご報告

24日の益子町議会議員選挙において、2回目の当選を果たしました。ご支援くださいました皆様に心から、感謝と御礼を申し上げます。今回の選挙は、 同じ自治会から強力な候補者が立ち、多くの運動員で名簿を集めまくり、前回の選挙で私がいただいた地域の票を、半分以上、7割近く持ってゆかれるであろう と覚悟していました。地域票は確かに半分以上動いたと思いますが、他から同じくらい入れていただいたようで、前回とそん色ない総数になりました。前回投票 率73%で1039票・今回投票率62%で950票。同地区の新人が900票取っているので、確かに地域の票はごっそり抜けている中での結果です。

1期目4年間の活動で評価してくれる町民が、意外に居たなというのが率直な感想です。ありがたい結果です。自営の建設業ですので、3月11日以降 は、屋根に上ったり降りたり、見積もりや応急処置に走り回る毎日で、まったく選挙運動はできませんでした。代わりに歩いてくれる人も無く、用意したリーフ レットも、2500枚も余してしまいました。そんな中での選挙戦突入でしたが、運動員が数人しか居なくとも、名簿を1枚も取らなくとも、最終日の夜も開票 結果のときも、有権者が10数人しか事務所に集まらなくとも、大きな結果を残せたということは、何より嬉しかったです。選挙の仕方が、今後更に変わってゆ く可能性を感じた今回の選挙でした。

2期目は、更に認めていただくように全力をつくします。気を抜かず手を抜かず、2期目らしい結果を残すよう邁進します。

 

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産業界の凹みを、復興支援というインセンティブで取り戻せ!

地震発生から早くも17日がたちます。ようやく益子でもガソリンが並ばなくなりました。屋根工事もいくつか始まっています。24節気のひとつである “啓蟄”(土中の虫たちも動き出す)に遅れること20日あまり、ようやく世の中の人と経済が動き出した感があります。経済界が早く回復し始めないと、日本 国そのものが世界で稼げなくなり、危機が国中に及んでしまいます。地震と津波だけでなく、さらに原発の被害の広がりも重なって、まさに未曾有の国難に直面 しています。こういう時こそ政治が力を発揮するときです。

全体のために何を優先するか?これを英断し実行できる政治家が求められています。地方においてそれは何か?益子の場合、観光イチゴの来場不足をどう 補うか?焼き物の販売減はどうするか?基本は被災していない地域への直接復興支援販売かと思いますが、早く動いた産地の勝ちでしょう。募金活動ではなくて 直接に買ってもらって復興支援してくださいという方法です。他にもいろいろ考えられるでしょうが、各業界がうまく行政のお墨付きを利用して、早く動くこと が寛容でしょう。地方においては地場産業、国においては自動車や家電などの基幹産業の凹みを、政治を使っていかに取り戻すか!震災復興というインセンティ ブをおもいきり前にだして、ホットなうちに稼ぎを出すことも必要だと考えます。

 

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地震発生から10日

3月は平成23年度の予算を審議する議会が2日から11日まで行われていました。その内容をこのHPで少し書くつもりでしたが、11日の地震でそれ どころではなくなりました。地震発生時は、まさに議会の最終日の最終段階でしたので、第一波が収まってから、ゆれる議場で急いで議決と報告を済ませて議会 を終了させました。その後、町内へ飛び出して状況を見て歩きましたが、地割れや塀の倒壊、瓦や壁の崩落など、ひどいものでした。

あれから1週間。今日雨が降るまで、私は自宅の屋根も含めて10数件、20回以上屋根に上りました。本格的な雨が降る前に、雨漏れよけのシートをか けて回りました。ハシノホームで建てたお客さんや、その近所でどうしても頼まれたお家や、屋根やではありませんが、2連梯子をかけて2階の屋根に登り、土 のう袋も150袋以上上げました。やっと今日の雨で、体を休めています。この1週間で2キロ痩せました。

不動産協会から、福島からの避難者への住宅供給の世話を頼まれています。長期化を見込んで、借家等への居住を希望している方が増えています。できる だけ対応して差し上げようと動いていますが、私どもの仲介料はいただきませんが、家賃の発生することですから避難者は大変です。それでも大家さんからすれ ば、短期かもしれないし長期かもしれない方に、お貸しするリスクもあります。その分通常の借主を失うわけですが、何棟か大家さんのご理解を得て、借家を案 内できるようになりました。

屋根の修理もいつまでかかるのか分からない状態です。知り合いの瓦屋さんは、1000件までは受けたが、さらに1000件断ったそうです。まともに やっていたら、10年かかっても終わらない量です。資材もそこまでないし、どうなってしまうのかまったく読めない状況です。ましてや内部の修理などは、瓦 以上に件数がありますから、どこまでやるのかによりますが、職人も資材も、まったく足りない状態が続くでしょう。

しかし、日本全体の経済が必要以上に縮小してしまわないように、工場系は早く生産できる体制を整えて、雇用まで失うことの無いように、動きだせる経 済は活動開始してもらわないといけません。体制が整わないで経済が回らないだけでなく、自粛ムードが行き過ぎて経済が停滞すること心配です。災害の無かっ た産業まで、売り上げが激減して雇用が維持できなくなることの無いように、消費は早く回復して欲しいものです。

とにかく、未曾有の災害、1000年に1度の大地震のようです。こんな大きな災害だからこそ、これを国民の総力を挙げて乗り越える中で、助けあい、 いたわりあい、本当に大切なものを確認し、さらに素晴らしい日本国民が育つ機会にしなければなりません。生と死、順境と逆境、普段では身近に少なく意識が 足りなかった貴重な経験を、多くの国民が体験しました。ここで日本国民は、さらに大きく成長します。そのための機会にしなければ、2万人の犠牲者に申し訳 がありません。私は頑張ります。信念を持ってこの路線で進みます。

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情報公開にうしろむき?

今日役場に情報公開条例に基づく資料請求に行ったのですが、資料のコピー代が、1枚30円と聞いて、おそらく日本一高い役所のコピー代だと思いました。こんなので日本一はよくないよね。コピー代が11円以上だと、情報公開ランキングがぐっと下がります。情報公開に後ろ向きのあかしとしてチェックされるのです。

議員さんなのになんで情報公開条例かっていうと、議会の委員会には調査権がありますが、実は一人ひとりの議員さんには、なにも特別な調査権は認められていません。ただし関係課の方で、町民の代表ということで、融通を利かしてくれる場合が多いのも事実です。情報公開に積極的な他の役所では、益子の議員である私にも、資料もくれるし説明も丁寧にしてくれます。場合によっては益子の職員のほうが、益子の議員に対して後ろ向きです。役場によってずいぶん違う、社風というか伝統というか、空気がありますね。以前、福島県矢祭町の根本元町長は、行政には何ら隠すものなどないといって、積極的に公開していました。近くの高根沢町もそうです。益子ももっとウェルカムな組織風土にならなければと思います。

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4年間を振り返って

選挙の年ですが、改めて、自分の4年間の実績を振り返ってみました。結構質問していまして、それなりに効果もあったようです。また、具体的に自分で動いて形になったこともいくつもありました。特に4800万円の補助金は、予算が議会に上がってきたものを、スポーツ振興くじの補助金があるはずだと私が指摘し、4800万円の補助金を入れて補正したものです。自分としては、12年分以上の報酬を稼いだのかなと思っています。とにかく、議員として、毎期毎期自己を決算することは必要と感じます。そして相対的に黒字になったと自負できるような活動をしたいものです。

【長岡けいすけ 4年間のあゆみ】

 ★一般質問合計16回登壇・合計45の質問

      《 質問概要 》                《 質問の効果 》

公共下水道計画見直しに関して  5問・・地区見直しが行われ、西谷地区が拡充された 

・役場の制度や職務改善の提案    3問 

入札見積り合わせ改善について    3問

・予算の適切な配分に関して     2問

七井第一区画整理地に関して   2問

公園の整備と維持管理に関して   2問

・感謝状贈呈要領拡充の提案 (以下1問)

益子町HP改善提案・真岡コンカレを紹介・・真岡コンカレに無償で改良して頂いた。

合併浄化槽補助拡充に関して・・・・・・・H22年度分は拡充された

・職員で行う道路工事事例紹介・・・・・・・・道普請制度の後押しになった

・防犯等街路灯増設と電気代補助に関して・・22年度から電気代一部補助開始

・脳脊髄液減少症の告知に関して・・・・・・・ましこ広報・町HP等で町民に告知

子宮頸がん予防接種に関して・・・・・・・・H22補正で予算化された

   その他の質問

・広域ごみ処理施設について ・世代間交流学級について ・各種補助金削減について 

・ましこ再生計画について ・新設大型商業施設について ・特定健診受診率向上について 

・補正予算まで業者支払遅延について ・雇用促進住宅について ・要介護者増加について

・学校給食の地産地消について ・立志式について ・行政評価進捗について 

・道路整備評価制度について ・新学習指導要領の道徳教育拡充について 

・介護支援ボランティア制度提案について ・今後の国への陳情について 

・情報公開推進について ・新しい環境施策拡充について ・ましこ未来計画について  

・敷地内廃水処理装置設置補助拡充について

★ 議会報告(自治直言)発行22回(2ヶ月に1回・全戸新聞折込)

益子町内全域、6300世帯に新聞折込で配布。議会や行政に,ある程度の興味を持っていただけることを目指して、継続しています。分かりやすく、親しみやすい内容とのご好評も頂いています

【長岡けいすけ 4年間のあゆみ】

  《 具 体 的な 成 果 》

・補助金4800万円獲得に貢献。

町単独の予算で作るはずだった町民会館テニスコート工事に対して、スポーツ振興くじ補助金を紹介し、4800万円の補助金獲得に貢献。

・林業再生事業補助金4000万円申請に尽力

益子小学校建設に当たり、国の21年度補正予算事業の補助金申請を促し、駆け込みで受理された。しかしその後建設予定が延びた為、残念ながら申請は取り下げ。

・町道141号・御料地線の速度規制に尽力。

通学路の安全確保のため、塙・星の宮の自治会、育成会と協力して真岡警察に申請。延長4.5kmに、40キロ速度制限・追い越し禁止の規制を掛けていただく。

・益子3中サミット企画・運営

田野中・益子中・七井中それぞれのPTA会長と協力の上、実行委員会を組織し、3中学校の新生徒会役員を一堂に集めての宿泊研修を開催。彼らの成長が、町の将来の成長へと繋がると信じて、定例化に向けて努力中。

・益子町ホームページを、無償でリニューアルに成功

真岡コンピュータカレッジの生徒さん達の、卒業制作として取り組んでもらうことを提案。話がまとまり、無償でリニューアルしていただきました。

・子宮頸がんワクチンの、補助制度成立に尽力。

一般質問と、議会を通した請願申請に協力し、中学生女子のワクチン接種助成制度の成立に貢献した。

・防犯灯の電気代補助制度成立に寄与

町民の生活に直接寄与する予算付けとして、自治会が管理する防犯灯の電気代補助を幾度も提案し、平成22年度から、一基につき年間1,000円の補助が予算化された。

・その他、細かな道路環境改善(雨水対策や修繕)や交通安全対策(カーブミラーや反射板)のご要望などを具体的に役場に繋ぎ、幾つも実施の運びとなりました。

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ルーズベルトへの手紙

昨年になってしまいましたが、靖国神社の中の遊就館の中で、市丸少将の有名な手紙を見つけ、こっそり撮影してきました。私は、“東京de寺子屋”という勉強会で以前教わっていましたが、コピーとはいえ、現物を見れて感動しました。

映画でも取り上げられた“硫黄島”での戦いにおいて、栗林中将以下、市丸利之助海軍少将含め残存した数百名の兵士が、最後に、アメリカ軍に突撃して全滅しました。全員撃ち殺されました。そのときに市丸少将は、以下の内容の文章を英訳させたものを懐中に入れて突撃し、アメリカ軍が将校の遺体を検査することを見越して死にました。原本も別の将校が持って突撃しました。その原本のほうのコピーが上の写真です。『ルーズベルトニ与フル書』は目論見どおりアメリカ軍の手に渡り、7月11日、アメリカで新聞に掲載されました。それは日米戦争の責任の一端をアメリカにあるとし、ファシズムの打倒を掲げる連合国の大義名分の矛盾を突くものでした。「卿等ノ善戦ニヨリ、克(よ)ク「ヒットラー」総統ヲ仆(たお)スヲ得ルトスルモ、如何ニシテ「スターリン」ヲ首領トスル「ソビエットロシヤ」ト協調セントスルヤ。」(ルーズベルトは4月12日に死去したため、『ルーズベルトニ与フル書』は本人は目にしていないとみられる。) ※下の文章は現代訳です。

まことに天晴れな遺書であり、死を前にして実に冷静でありました。学ぶほどに、こんな立派な軍人がたくさんいたことを知り得ます。一人一人の軍人が国家を背負い、しっかりとした考えの下に、世界平和に向けた理想を持って戦い、立派に役目を果たそうとしていた。多くの日本の軍人たちがそうであったことを、後世の我々はもっと知って、その叡智と誇りを受け継ぎ、世界平和に貢献する使命も真剣に受け継ぐべきと、つくづく思います。

『ルーズベルトに与ふる書』

日本海軍市丸海軍少将がフランクリン・ルーズベルト殿に、この手紙を送ります。
この戦いが終わるに当たって、私はあなたに一言を告げることがあります。

 ペリー提督の下田入港を機として、日本が世界と国交を結ぶようになって百余年が間、日本の歩みというものは至極難儀を極め、自らが望んでいるわけでもなく日清戦争、日露戦争、第一次世界大戦、満州事変、支那事変と経験し、不幸なことに貴国と交戦するにまで至りました。

 これについてあなたがたは日本の戦争に対し、或いは好戦的で残虐な国民であると、或いは黄色人種の跋扈だとか、或いは軍閥の専断によると言われますが、これはとんでもなく的外れであります。

 あなたがたは真珠湾の不意打ちを唯一つの対日戦争に対する宣伝資料としているようですが、日本が自滅から逃れるため、このような戦争を始めるところまで追い詰めらた事情は、あなたがたが最もよく存じているところではないでしょうか。

 畏れ多くも日本天皇は、皇祖皇宗建国の大みことのりに明らかであるように、養正(正義)、重暉(明智)、積慶(仁慈)を三綱とする八紘一宇という言葉で表現される国家統治計画に基づいて、地球上のあらゆる人々はその自らの分に従って『その生まれた土地においてその生を享受する』このような恒久的世界平和の確立を唯一の念願とされているに他なりません。
このことはかつて、

「四方の海 皆はらからと 思ふ世に など波風の 立ちさわぐらむ」

という明治天皇の御製に言われていることと同じであります。
これを聞き、あなたの叔父であるセオドア・ルーズベルト閣下が感嘆したことをあななたも良く知っていることでしょう。
我々日本人にはいろいろな階級の人がおりますが、つまるところ彼らは色々な職業につきながら、この天業を助けるために生きているのです。
我々軍人もまた、戦争という生業でこの天業を広く推し進める助けをさせて頂いております。
今の我々は、あなた方の物量を誇る航空戦力や艦砲射撃に対して圧されている状況にありますが、 精神的には充実しており、士気はますます高揚し、歓喜に溢れているのです。これが天業を助ける信念に燃える日本国民の共通の心理でありますが、あなたやチャーチル殿には理解できないかもしれません。

 あなた方の精神的な弱さを悲しく思い、一言書かせていただきます。
あなた方の立ち振る舞いをみると、白人とくにアングロサクソンによって世界の利益を独り占めにしようとし、その野望の為に有色人種を奴隷としてきたではありませんか。
好計を弄して有色人種を騙すといういわゆる悪意のもとの「善政」によって彼らから考える力を奪い、無力にしてきたのです。
近世になって日本があなた方の野望に抵抗して、有色人種とくに東洋民族としてあなた方の束縛から解放を試みましたが、 あなた方は日本の真意を少しも理解しようとはせず、ひたすら有害な存在であるとして、かつては友邦であったはずの日本人を野蛮人として、公然と日本人種の絶滅を口々にするようになったのです。
どうして神意に背くのでしょうか。
大東亜戦争により、いわゆる大東亜共栄圏が成立すれば、それぞれ各地の民族が善政を行い、 そしてあなた方がこれを破壊しなければ、全世界が恒久的平和を実現するのも決して遠くはないのです。
あなた方白人はすでに充分な繁栄を遂げているのにも満足せず、数百年来あなた方の搾取から逃れようとする哀れな人類の希望の芽を、どうして若葉のときに摘み取ってしまうのですか。
ただ単純に東洋のものを東洋に返すということに過ぎないのです。 あなた方白人はどうしてそうも貪欲で狭量なのでしょうか。
大東亜共栄圏はあなた方の存在を少しも否定しません。
むしろ、世界平和の一翼として、世界人類の安寧幸福を保障するということに日本天皇の神意があるということを理解できる雅量をあなた方に望んでいるのです。

 ひるがえって欧州の情勢をみても、相互の無理解が原因で人々が闘争することがいかに悲惨であるか、痛嘆せざるを得ません。
今ここでヒトラー総統の行動についての是非を云々することは慎みますが、彼が第二次世界大戦を引き起こした原因は、一次大戦終結のとき、その開戦の責任一切を敗戦国であるドイツ一国に被せ、極端な圧迫をするあなた方の戦後処置に対する反動であることを看過できません。
あなた方がいかに善戦してヒトラー総統を倒したとしても、どうやってスターリンを首領とするソビエトと協調するつもりでしょうか。
おおよそ世界が強者の独占するものであるならば、永久に闘争を繰り返し、遂に世界人類に安寧幸福の日は来ることはないでしょう。
あなた方は今、世界制覇の野望を一応は実現しようとしております。あなた方も得意になっているのでしょう。
しかしながら、あなたの先輩であるウィルソン大統領は、そういった得意の絶頂の時に失脚したのです。
願わくば、私の言外の意を汲んでいただき、その轍を踏むことがないように。

市丸海軍少将

 

 

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国際外交・安全保障のお勉強

昨日20日。お誘いを受けて、シンポジウムに行ってきました。表題のとおり、、外交と安全保障についてですが、メンバーが素晴らしいので、すぐに申し込みました。前原誠司外務大臣・石破茂自民党政調会長・江田憲司みんなの党幹事長ほか、有識者多数のシンポジウムで、衆議院第二議員会館で行われました。前原さん石破さんはそれぞれ30分弱話されて帰られました。お互いに共通するあるいは視点の違うアプローチですが、高い国防意識と危機感がありますので、党派を超えて協力する雰囲気でした。もともと国防は、政権交代に関係なく一貫されないと、現場も諸外国も混乱します。その点がこのお二人は十分分かっておられると感じました。

石破さんは、日本の国防には今までリアリズムが足りなかった。自分の国に何ができて何ができないか、中国に何ができて何ができないか、アメリカは何ができて何ができないか、しっかりと考えていない。よって日本の安全保障はいま何をすべきかが明確にしないと日本はもたない。はやく憲法に正面から向き合って、個別的自衛権と集団的自衛権の議論に決着をつけなければならない。周辺国や現状をしっかり見れば、何をなすべきかを真剣に考えれば選択肢はそう多くなく、超党派で議論を急ぐ時期に来ていると、大いに危惧されておりました。

前原さんは、現在の日本の財政状況から受ける3つの制約の上で、外交含めてさまざま考えてゆかなければならない。1つ目の制約は、人口減少。今後の人口減少カーブを考慮したうえで、日本は国内の縮小するマーケットのみでなく、海外へ出てゆかないと、経済は現状維持さえできなくなる。2つ目は少子高齢化。このまま行けばですが、40年後には生産人口が国民の半数になり、65歳以上が4割になる。どう支えるのか。3つ目は莫大な財政赤字。借金の返済は年に20兆円、税収は40兆円、国債発行額は税収を上回る44兆円。このままの社会保障を維持しようとするとすれば、毎年1.1兆円増え続ける。そんな制約の中でも、防衛関係の予算は今年増やしました。「国家資本主義」のように、各国が政治と経済をセットで攻勢をかける時代です。日本も負けじと、下がり続けてきたODA予算を今年は増やしました。金の切れ目が縁の切れ目になり、他国に遅れをとることを避けなければなりません。国家の防衛として、実際に考えられうる危機への対応を考えなければなりません。①ミサイル攻撃に対して日本版NSCをどう機能させるか②テロに対しての情報収集インテリジェンスの強化③世界第6位の海域を持つ島国日本の島嶼侵攻防衛。これらの基本方針は、政権交代があっても外交安全保障がぶれない成熟した政治にならなくてはいけないと、石破さんとお互いの協力を目配せで確認しながら、熱く語っておられました。

江田さんは、現首相前首相のあまりにも安全保障に対しての見識のなさにあきれていました。分かっていない人が自衛隊の総責任者だということがもっとも恐ろしい。総じて政治家の中に、安全保障を分かっている人は少なく、集団的自衛権行使のリスクを分かっていないこれらの政治家に、自衛隊という軍隊を任せることができない。一応周辺事態法や有事法制が整備されて以前よりは運用が具体的になってきてはいるが、分かっていない政治家が指揮権を持つことに問題があると指摘していました。

さまざまな有識者の意見のあり、大変よい学びになりました。私も知らないことだらけですので勉強します。やっぱりこのクラスの国会議員はすごかった。

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