JTディライトフォーラムという講演会で作家の猪瀬直樹氏の講演がありました。現代の人口減少と経済の低迷の中で我々は何をすべきかと考える中で、彼は現在東京都副知事ですから東京都のことはもちろん考えますが、今の日本と江戸末期の日本の状況を照らし合わせてみています。国も地方も借金だらけで人口減少、治安は乱れ、経済の疲弊に打つ手なしの状況が良く似ています。江戸の末期には二宮金次郎が現れて、借金地獄から多くの人を救い、勤労勤勉な人々を増やし、藩も民衆も豊かにして地域おこしをしたのです。この話が猪瀬さんから出るとは思っていなかったので驚きました。猪瀬さんは金次郎さんの本を書いていたのです。作家ならではの切り口で金次郎を一流のビジネス感覚の持ち主と分析し、いかに儲けるかを知り尽くした経済人とも評しています。実際背中の薪は、当時最も換金率の高い商品であったし相場を見て市場を替えていたことも触れていました。貸付は基本的に無利息ですが、余計に1回分は冥加金として供出し、次の困っている方のために譲る。恩を持って受けた恩に報いることを諭しました。これは今風に結えば投資ファンドのようなもので、金次郎は報恩で貯まってゆくファンドを作ったのだと説明します。現代の言葉で表現すると分かりやすいです。金次郎もそうでしたが、言うべき時やるべきときに思い切って前へ出ることが今の日本人に特に必要であるともときます。金次郎さんの応援活動をしてゆくのに頼もしい味方が出来た心地です。ますます前進します。
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