口蹄疫について

今日の下野新聞のコラム欄に、口蹄疫に感染した家畜は、人が食べても問題ないので、全て殺処分にするルールに再考を求める内容が書かれていました。OIE(国際獣疫事務局)の国際認定基準を例にとって、盲目的に、他国が主導する国際ルールに従うことを懸念しています。この懸念は正しいと思うが、こと、この口蹄疫に関しては、そう簡単ではありません。大量の健康な家畜にまでワクチンを打って、殺処分にすることは、確かに忍びないし無駄が多いように感ずるが、日本が口蹄疫汚染の無い「清浄国」であるためには、感染が広がらないようにするためのワクチン投与および殺処分は必要なのです。

では、なぜ「清浄国」でなければならないのか。日本のまわりのアジア各国は、ほとんどが「非清浄国」で、口蹄疫の汚染国です。日本が清浄国であるために、これらの国からの食肉の輸入を防いでいます。日本が非清浄国でよいとなれば、アジアやアフリカ各国からの、更に安い食肉の輸入を制限できなくなり、食肉価格は大幅に下がり、国内の家畜農家は競争にならず、壊滅するでしょう。また、約世界の半分はある清浄国への、牛乳や食肉の輸出が出来なくなります。日本の畜産を守るには、清浄国でいなくてはならないのが現状です。

今回、ワクチン投与した家畜を強制殺処分できる法律が無かったため、先ずは口蹄疫特別措置法の成立からやらなければならず、感染拡大防止に時間がかかりましたが、今後はこの経験で、すばやい対応が期待できるものと思います。私の畜産農家の友人に言わせれば、酢酸とクエン酸で口蹄疫は押さえられるそうで、政府にも情報は届いているそうですが、これから採用してくれれば、更に被害は少なくなるかもしれません。物事には様々な事情が絡み合っていますので、対処が難しいものなのですね。

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