7月17日に芳賀町の(有)ドンカメさんを訪問してきました。先月の益子環境フォーラムにて、ドンカメさんの堆肥つくりからはじまる命の循環システムに感動したので、アポを取って行ってきました。3時半に約束して、5時くらいまでかなと思っていましたが、話は尽きずになんと8時半まで連続5時間も盛り上がってしまいました。年齢も私より3つ上で近いのと、世の中の見方が似ているので話題に事欠きませんでした。 ドンカメさんのやってる事は有機堆肥を作る事です。学校給食や工場や町の食堂、一般家庭から出る生ごみと、牛糞や鶏糞、ワラやおがくず雑草などを混ぜて発行させ、熟成させて堆肥を作っています。その堆肥を使って農家は野菜を作り、その野菜の多くは学校給食などで消費され、残った残飯はまたドンカメで堆肥になってゆく。こういう循環です。その堆肥を作る仕組みはいたってシンプル!人工的な部分は極わずかで、ローテク極まりない!みんな微生物さんたちかやってくれています。県内でも自治体が堆肥センターを作っているところがありますが、こちらはハイテクが多く、その分問題も多いようです。逆のようですが事実です。県内の堆肥センターは上は25億円の施設から下は6億円までありますが、ドンカメさんは1.5億。でもここが一番問題なく稼動して、臭気も気になりません。行けば分かるけどほんとに臭くない。臭気を取る仕組みもいたって簡単。まったく無駄のない必要なものだけで仕組みを作っています。行政がやるとコンサルも含めて無駄なノウハウが入り込み、費用ばかりかかる。そのくせ成果は思った通りにはまず行かず、結果として維持費がペイできない事になります。我が益子町にも堆肥センターが欲しいと思っていましたが間違いでした。結論から言えば、益子町の生ごみを今のように中部環境で燃やさずに、全部ドンカメさんに持ってゆけばよいのです。ドンカメさんと集配他の費用が今の中部環境への費用より安く済めば最高です。そしてその堆肥で益子町の農家も野菜を作り、学校給食にどんどん納品して芳賀町のように地産地消率(芳賀町53%・益子町18%)を高めたい。その過程で芳賀町のように子供達に食べ物・すなわち命の循環を教えたい。生産者の顔写真が学校に貼ってあって、“今日のトマトは○○じいさんのトマトです”と紹介をしてから“いただきます”を言う。そのじいさんの畑仕事を授業で手伝う。今までただ燃やしていた残飯が、牛のウンコと雑草とおがくずと微生物の力で土になり、その土で野菜が育ち、また自分達の口に入る。地球上のすべての命はつながっていることを食育したい。そして益子の残飯がぐっと減れば、今後できる予定の新しいごみ焼却場の計画も縮小でき、将来の分担金も減らせて経済的!食育も出来ておまけに農家は感謝をされて売上ともども元気になる。ドンカメさん側はOK取れてます。これから町を口説く番です。自前で持たないのでいい所取りが出来そうだと思いませんか?
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凄いぞ景介!フットワークが軽くて良いですよ。うちの市にもそういう人が欲しいですね。
早く実現できると良いですね。ほんと、良い循環が出来ますよ。