自民党安部総裁の金融政策

本日夜、皇居での総理大臣親任式と閣僚の認証式を経て安部内閣が正式にスタートしますが、大胆な金融緩和を行うという安部内閣の方向性、そして日銀と協調してインフレターゲットを共有するとか、日銀法を改正して、政府と日銀が目標達成に向けて責任を持つようにするとか、一連の安部式金融政策の方向性は、私は正しいと思っています。日銀は目標達成の手段の独立性は確保されるべきですが、政府と違う目標を勝手に持つことは非常識です。世界的に見ても非常識です。

リーマンショック後、アメリカやEUは金融緩和をすぐに大規模に行って、お金をたくさん市中に供給しました。それまでの2倍から3倍供給して、早期の景気回復に成功しました。世界的に見れば大規模な金融緩和は、こういう事態ではやるべき処方箋なのに、日銀は小出しにしか金融緩和を行わず、1.2倍くらいしかお金を供給できていません。おかげで日本が一番立ち直れていません。大胆な金融緩和を安部さんがやると言ったそのときから、やっと日本も他国並にセオリー通りの処方箋を使う気になったと言うことで、株は上がり、円高は解消に向かっています。いわば当たり前の結果が出ているだけです。

お金は世界を瞬時に回っています。日本だけが昔の記憶に縛られて、禁じ手だとか言って、大胆な金融緩和を行わかったので、経済が停滞したままなのです。マネーの世界では、常に周りは敵ばかりですから、周りの状況に応じて、その時々の禁じ手は変えて行かなきゃ。経済が悪くても給料減らないぼんぼんばかりの日銀じゃ、やられっぱなしです。とはいえ、安部総理はいい経済ブレーンをお持ちだから、今後の日本経済は少なくとも上向くでしょう。特に、イェール大学名誉教授の浜田宏一先生はピカいち。私も19日発売の先生の新刊本を早速買いました。

政治は経世済民と言って、世を経(おさ)め民を済(すく)う事であり、それは正に経済を活性化することに他なりません。政府も中央銀行の日銀もこの責務を負っています。目的は同じなのですから、同じ目標に向かって責任を果たせるよう期待しています。

一方、税に関しては、税制調査会復活が、また業界団体からの特別控除枠の既得権確保がらみで力を付けようとしないか心配です。迂回献金と天下りの温床復活はホントに困る。特別控除そのものを無くしてゆく方向でなければならないのに。いままでの自民党の悪い癖が出なければいいけど。

 

 

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