総務産業委員会視察’(10/24)報告《福島県会津若松市》

会津若松市といえば“白虎隊”の鶴ヶ城と会津藩校日新館でしょう。今回は寄りませんでしたが、年間に400万人も観光客が訪れる大観光都市です。平成16年に近隣の2町村と合併し、現在は48,500世帯、人口129,400人の都市です。ここで取り入れている“浄化槽市町村整備推進事業”を学ぶために伺いました。具体的には、市街化調整区域において浄化槽を設置する場合は、市が設置してくれて、使用者は当初1部負担金と使用水量に基づく使用料を支払う仕組みです。維持管理も将来の入替えも市が行います。平成14年からこの事業を行っており、毎年100個程度のペースで増やしています。通常は益子町のように、個人が合併浄化槽を整備して補助金をその個人に交付するやり方が一般ですが、どちらが良いのでしょうという話です。私は、考え方として会津若松市に学ぶ点を先ず見つけました。それは、市民にとっては自分のところの下水処理が公共下水道であれ農集排であれ浄化槽であれ、快適に処理されて不平等であってはならないという考え方です。ですから下水処理の個人負担も使用料も同じ料金表で行い、実際にかかった費用でのバラつきはありません。住んでいる地域によって、上下水の不便が無いように、負担の不公平が無いようにとの考え方が基本にあります。益子には無い考え方で正直新鮮でした。なぜ違いが出るかの原因は、やはり市街化調整区域を設けているかいないかが大きいと思います。市街化区域は順次公共下水を進めるし、調整区域内は現在ある住戸に対して順次合併浄化槽を整備してゆけばよいので下水道計画が建てやすいのです。調整区域には今後、農集排を整備しないと決めたこともこの制度導入の要因でもあります。経費で見れば、やはり個人で設置してくれた方が設置時の補助も少なくて済むし維持管理も個人持ちなので、行政とすれば楽です。しかし、先程のように、住民に不公平があってはならないという基本があるので、あえて負担の大きいこの制度を採用したのだと思います。益子町においては、現状の未線引きのままでは導入が難しいのと、敷地の比較的狭い住宅が多いこと、放流先の無い宅地が多いことも導入の障害です。考え方としては良いのですが、現時点での導入は無理と判断します。ここからも学べる通り、都市計画は早くからしっかりと決めておかないと後から苦労することが分かります。昔の人の言うように“後でとお化けは出たこと無い”のです。

PS:市議会便りを頂いてびっくりしました。6月の定例会で、一般質問は23人の議員が行っています。30人中23人です。益子とえらい違いでびっくりしました。

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