総務産業委員会視察(10/23)報告《福島県桑折町》

桑折町は古くは日本三大鉱山といわれた半田銀山で栄え、その名前からも察せられるとおり養蚕が栄えた地域です。近年では果樹栽培も盛んで、毎年皇室に桃の献上もおこなっています。じつはりんごの王淋の発祥地でもあります。しかし、産業はほとんど隣の福島市に集中し、町民の買物の9割は福島市で行われるなど、少子高齢化とあわせて、町内の商工業は寂れるばかりでした。そこで県の補助を受けて商店街活性化事業を平成9年から取り組み、平成19年度には手づくり郷土賞を受賞し、平成20年度には国の「地方の元気再生事業」に選定されました。具体的には、町の女性団体連絡会が運営する、蔵を改装したアンテナショップ“桑折御蔵”をオープンしたり、奥州街道と奥羽街道の分岐点(追分)を整備したりで、桑折を歩いて楽しめるように様々な工夫をしました。町なかの賑わいを取り戻すために“軽トラ市”を実施し、カフェ図書館なる集いの場も設け、昔の屋号表示や黒塀の復活を行ったりしています。他にも様々な取り組みを行い、町の元気再生に取り組んでいます。有志による商工業発展のための運動から始まり、10年以上かけて運動を盛り上げて、県や国の補助金を次々有効に取り入れながらここまで発展してきました。町づくりは根気強く、計画を持って、多くの町民が参加させながら育ててゆくものと学びました。さらに私が感じ取るには、一連の取り組みを通して共通の目的があるように思います。「もっとわが町を愛そう!」「わが故郷に自信を持とう」という思いが共通しています。この目的を具体化するために、多くの町民が参加し、町も県も国も応援しているのです。わが益子町民も、郷土を愛する気持ちは桑折町に負けないほど強いのですから、行政とよくよく煮詰めて、芯の一本通った元気再生事業を進めたいものです。

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